林業の担い手を育成する高知県香美市の県立林業大学校で4月11日に入校式が行われ、28人が決意を新たにしました。

香美市の県立林業大学校は、林業の担い手確保のため2018年に本格開校しました。今年度は、基礎課程と専門課程に県内外の18歳から52歳までの合わせて28人が入校しました。

11日に行われた入校式では世界的な建築家で、校長を務める隈研吾さんがビデオメッセージで激励の言葉を贈りました。

■ 隈研吾校長
「これからの時代、林業大学校の使命は大きくなっている。世界に必要とされている。皆さんがここで吸収したものはすぐに活かされる。そういう時代が来ているので、そういうつもりで一生懸命吸収して勉強して、いい友達を作ってください」

また、入校生を代表して高知市出身の今西智哉さん（18歳）が研修生活での努力を誓いました。

■入校生代表 今西智哉さん
「これから始まる研修生活は困難に感じることも多いかもしれないが、指導してくれる先生たちのもと、ともに学ぶ仲間と切磋琢磨しながら乗り越え成長していきたい」

入校した研修生はこれから1年間、それぞれの課程で林業や木材建築の分野について学びを深めます。