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児童のプール死亡事故について高知市教育長が説明 水泳授業の『安全マニュアル』を作成【高知】

2025年4月16日 18:43
児童のプール死亡事故について高知市教育長が説明 水泳授業の『安全マニュアル』を作成【高知】
高知市長浜小の児童が南海中のプールで行われた水泳の授業中に溺れて死亡した事故について4月16日、高知市の永野教育長が高知市議会の常任委員会で、検証委員会がまとめた報告書について説明しました。また市の教育委員会は水泳の授業の「安全管理マニュアル」を作成しました。

16日に開かれた高知市議会の常任委員会で、高知市の永野隆史教育長はプール事故の検証委員会が作成した報告書について説明しました。出席した議員からは命に関する意識の欠如や遺族への対応の不十分さなど発生に至った原因や事故後の対応について厳しい指摘が相次ぎました。また、高知市教育委員会は水泳授業の安全管理マニュアルを作成し常任委員会で示しました。

マニュアルには安全な水位として「すべての児童の両肩が水面から出るラインを目安」と明記しています。また体力や体格が同じ程度の2人1組のペアを作り、互いの安全を確認するバディシステムを取り入れること、などとしています。

今後は学校ごとに水泳授業の安全管理指針を作成。市教委が点検します。
また5月に体育主任などを対象にした「安全管理研修会」を開催するほか市教委の担当者が各学校を回って指導も行い、6月から水泳の授業を再開する方針です。
最終更新日:2025年4月16日 18:43