西予市出身の文楽人形遣い 人間国宝・吉田和生さんに日本芸術院賞
愛媛県西予市出身の文楽人形遣いで人間国宝の吉田和生さんが、優れた芸術活動を表彰する日本芸術院賞を受賞です。
吉田和生さん、本名 荻野恒利さんは西予市野村町出身の77歳。野村高校を卒業し19歳で文楽の世界に飛び込んだ吉田さんは、1968年に初舞台を踏み、以来半世紀以上に渡って芸を磨き続け、文楽の普及・発展に顕著な業績をあげました。
2017年には重要無形文化財保持者、いわゆる人間国宝に認定され、昨年度は文化功労者にも選出されています。
吉田さんは「400年近く続く文楽の伝統を正しく次の世代に受け継いで行かなければならないという思いを強くしています」と話しています。
今回、日本芸術院賞を受賞するのは小説家の川上弘美さんらあわせて10人で、このうち吉田さんら3人には特に業績が顕著であるとして恩賜賞も贈られます。
最終更新日:2025年4月16日 19:52