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ギネスにも認定“大屋根リング”支える愛媛の技術!ひと足早く万博会場に潜入

2025年4月10日 17:00
ギネスにも認定“大屋根リング”支える愛媛の技術!ひと足早く万博会場に潜入

【中継】
青木アナ:
大阪・夢洲からただいま~!ということで、私は今、大阪・関西万博の入口ゲートを出てすぐのところにいます。今日はメディアデーということで、世界からメディア関係者が集まりました。開場してすぐは、この公式キャラクターミャクミャクの周りに大変な人だかりができていましたよ。すごく熱気を感じましたね。

およそ160の国や地域が参加する今回の万博。会場には、世界の国や企業などによるパビリオンの他、最新技術などが体験できるブース、さらに日本をはじめ世界各国のグルメが楽しめるなど、万博の名にふさわしい数多くの見どころが用意されています。

私も今日のお昼に最新の未来のヘルスケアを体験してきました。カメラを見るだけで、髪やお肌、目、脳の状態が測定されまして、驚きの連続でした。

日本では2005年の愛地球博以来の20年ぶりの万博なんですが…ここでクイズです。日本では過去何回、万博が開催されたでしょうか?

正解は5回!1970年の大阪万博から始まり、はい。沖縄やつくばなどでも開かれ、今回の大阪関西で6回目。アジアでは最多なんです。

今回の万博を象徴するのが、大屋根リング。一周2キロほどあるんですよね。高さは最大20mにもなっているんです。先月には世界最大の木造建築物として、ギネスにも登録されました。
たくさんご木材が使われているんですが、ここに愛媛の人、愛媛が誇る加工技術が生かされているんです。

西条市にある、とある工場。ここで作られているのが…

サイプレス・スナダヤ 河渕裕輔さん:
「こちらが万博でも使われている建材になります。CLTといいまして鉄骨やコンクリートに代わる新しい建材として、そしてサステナブルなエコな建材として注目されています」

木材の繊維を直角に交わるように接着して製造する「直交集成版」=CLT。扱いやすく、耐震性に優れた特徴を持つ建築材料です。

1892年に砂田屋材木店として産声を上げた、株式会社サイプレス・スナダヤ。CLTの生産規模は国内2位を誇ります!

河渕裕輔さん:
「まだまだ新しい建材ですので、万博を通じてCLTというものが一般のみなさんや協力業者など普及していけばいいかなと思います」