40年続く喫茶店がリニューアル!ばぁばから孫に受け継がれる“みそ汁”と“デミグラスソース”の味
特集です。祖母が長年守り続けてきた店を去年受け継いだ孫。この男性が決意したワケは?ばぁばから孫へ…世代を超えて大切に受け継がれる味です。
新居浜市・清水町にある「ピエロの巣」
40年もの間、モーニングやランチが味わえる喫茶店として親しまれてきました。
そんなピエロの巣が、去年12月、洋食イタリアンバルとしてリニューアルオープンしました。
リニューアルに合わせて店の主となったのが野村和司さん。
野村和司さん:
「ばあばと呼んでます。ばあちゃんがちょっとまあ体調悪くして、一時」
野村やす子さん:
「もう足がちょっと膝が痛くて歩くのもちょっと痛かったんで」
和司さん:
「もう下手したら次の1年出来るかどうか分からない状態だったので、店閉めるぐらいやったら僕がしっかり引き継いでやりたい」
やす子さん:
「嬉しかったですね。もうどうしようかなというとこだったんで」
当時、福岡でイタリア料理や洋食の修行をしていた和司さん。料理の道へ進むきっかけとなったのは、幼少期のばあばとの思い出でした。
生まれた時から店の2階に住み、おばあちゃん子だったという和司さん。ばあばの料理をたくさん食べて育ちました。
和司さん:
「めちゃくちゃおいしかったです。一番美味しいと思って食べてたんで。一番は楽しそうに仕事をしていたのと、カッコいいなとずっと思ってましたね。それで料理で生きていこうってなりましたね」
和司さんが一番おいしいというばあばの料理。以前から人気のモーニングは、リニューアルした今でも、ばあばの担当です。
常連客:
「レベルは高いです」
常連客:
「バランスもいいし、素朴な味で美味しいなと」
常連客:
「すべて美味しいんですけど、個人的にはみそ汁がとても気に入っています。おみそ汁につられてきているようなところがあるかもしれないです」
お客さんの心をつかむばぁばの“おみそ汁”。
やす子さん:
「カツオ、アジ、サバ。昔からこれを使っているんで。ダシですね。おみそ汁はやっぱりダシを取らないと」
こだわりのダシに…具だくさんなのも特徴です。
やす子さん:
「その時によって違うんですけど、今はナスと新玉が美味しいんで」
和司さん:
「看板って言ってもいいぐらい人気ですね」