きょう「鎮火宣言」愛媛の山火事発生から半月…藤井キャスターが見る現地の今
白石キャスター:
藤井さん、実際に現地を取材されていかがでしたか。
藤井キャスター:
市街地のすぐそばまで火災が広がっていたんだなというのも分かりますし、実際に市民生活に大きな影響が出たということが分かりました。
そして山火事が広がった原因について、先ほど越智さんにお話を伺ったんですけれど、いわば『山が理髪店に行っていない状態だった』んだと。木を切っていない状態だったし、木の腐葉土となる葉っぱがたくさんたまっていたと。昔はその葉を腐葉土に変えて農業に利用していた、林業が盛んだった時は、木を伐採していたから上からの光が入りやすかったんだという話をしていたんですね。ですから、今回の山火事は大きな影響を与えましたが、今後山火事を広げないという意味でも、林業や農業の再生、つまり第一次産業の再生が今後の日常生活を支えていくことになるんではないかというお話をされていた。色んな要素が加わって、今回の山火事に繋がっているんだなということが現地を見てよく分かりました。
またご高齢のみなさんが、もう一度自分たちの生活をプラスに変えようとしているところ。時間が経って、みなさんが前向きに歩みだそうとしているのを見て、私たちも元気になったのですが、それを後ろから支えるというサポートは絶対に欠かしてはいけないと思いました。
これからも様子を見続けなければならないと思います。みなさんの生活をきちんと戻すことが最優先じゃないかなと考えています。
白石キャスター:
我々も寄り添い続けながら、このニュースを伝えていきたいと思います。「藤井目線」のコーナーでした。