大洲で30年親しまれる“街の酒屋さん”が農業に挑戦!米作りから始める夢の日本酒造り
お酒に対して熱すぎる男、澤田さん。この春、新たな挑戦が…
澤田さん:
「2年前には思いもしなかったことが、いま現実に起きていて、自分でも驚いて事を進めていることがありまして、10年以上耕作放棄地になっていた田んぼを蘇らせて、その棚田でお米を自分たちで栽培、育てています」
街の酒屋さんが、まさかの農業!この日、肱川地区にある耕作放棄地にやってきた澤田さん。田んぼの再生に向け、草刈り機で伸び放題になった雑草を刈り取っていきます。
澤田さん:
「まだ向こうがあるんです(疲れて)手が…手が震えてるきょうが今シーズンのスタートみたいな日なんですけどワクワクしている。今回放棄地を蘇らせるところからなので、すごいそれ自体にも意味があるというか、意義がある」
過疎化と高齢化などによって、県内でも増加が続く、耕作放棄地。生産量の低下による食料自給率の低下以外にも、雑草や害虫の発生、野生動物の侵入など、様々な問題を引き起こす可能性をはらんでいます。
「農業って地方創生のセンターピンなんじゃないかなって思うくらい可能性を感じていて、それ言っているだけじゃダメなので、実践して結果を出して「ほら、できるよ」(という前例を作る)」
と語る澤田さん。実はある計画を胸に米作りに挑んでいました。
「(ここで)作ったお米でお酒を造るっていうのが、もちろん食べるお米も作るんですけど、その一部をお酒にするのが今回のプロジェクト。自然農法で作ったお米で仕込んだお酒って、めちゃめちゃおいしいお酒ができるというところまでは経験済みなので、すごいいいお酒を造ってそれを海外とか、国内だけじゃなくて海外にも販売したい」
最終的には海外での販売も見据えた、夢の日本酒造り!
Q.酒屋さんで農作業する人は?
「いないでしょうね、まず米作るっていうね。結構業界の人に笑われました。意味が分からんいうて。ここから先、お酒の違いを出すのは、僕はお米の力かなっていう風に感覚的に思っていて、それをできるのがいまやっている自然農法で作ったお米で造る、そのお米から造るっていうのがひとつの答えになるんじゃないかなって」
業界の常識を覆す、一世一代の挑戦!チャンネル4では、おいしいお酒ができる、その日まで、澤田さんの挑戦を追い続けます!