最大11連休を駆け抜け ヘトヘトなパパも…GWの愛媛で見つけた“忙しさん”
こちらは、松山市の四国霊場51番札所・石手寺。
熊本から:
「(ツーリング)仲間と『みんなで行ってみよう』となって。非常に情緒があって雰囲気がものすごく良い」
名古屋から:
「お遍路さんを。息子と一緒に初めてやるので2人とも修行をしようかなと」
大阪から:
「歩き遍路です。ゴールデンウイークを使って、毎年3~4日ずつ歩いて6~7年かけてゆっくり回っています」
この日は、お遍路さんも多く参拝していました。
石手寺・藤井俊良住職:
「観光客や地元の方、お遍路さんですとかちょうどまわりやすい季節ですのですごく増えている」
四国八十八ヶ所霊場会によると、年間およそ10万人だった四国遍路の参拝客は2020年から2022年のコロナ禍に半数以下の4万人ほどに…おととし以降は徐々に回復し現在、年間7万人程度まで戻ってきているといいます。
石手寺・藤井住職:
「海外の方も大変増えていますし、そういった意味で言語の壁はあるんですけど何とか頑張ってやっています」
お遍路さんが増えると忙しくなるのが…それぞれの寺でお経を納めて、縁を結んだ「しるし」をもらう「納経帳」。「納経帳」を書く人も限られているそうで…この日は、この道40年のベテラン河野イツコさん(80)が次々と訪れる納経の依頼に追われていました。
河野さん:
「(お遍路さんは)多いです。連休に入ってから(平日と比べて)2倍ぐらい。本当にただ一生懸命です」
今年のゴールデンウイークは、連日お遍路さんだけで200人ほどが訪れるという石手寺。そのほとんどが納経するとのこと。“忙しさん”の河野さんですが、1冊1冊、文字に気持ちを込めてしたためていきます。
大阪から:
「すばらしいものを書いていただけるので1つ1つがとても大切なもの」
河野さん:
「本当に感謝。おいでてくださってこそ書かせていただけるのであって感謝をもって1人1人に書かせていただいております」
忙しくもどこかゆったりとした時間が流れる石手寺の“忙しさん”でした!