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人口減少続くふるさとを元気に!4つの高校がタッグ「ワクジマ生徒会」が商店街で“手作りフェス”

2025年3月18日 17:00
人口減少続くふるさとを元気に!4つの高校がタッグ「ワクジマ生徒会」が商店街で“手作りフェス”

今月、愛媛県宇和島市の商店街で開かれた、あるイベント。仕掛けたのは、人口減少が続くふるさとを元気にしたいという高校生のグループです。高校の垣根を越えて、力を合わせて「自分たちのやりたいこと」をめざす挑戦を追いました。

クイズ大会に、お茶のおもてなし。そして、バンドの演奏。今月9日、宇和島市内で行われた「まちなか文化祭」、ワクジマフェス。「ワクワク」と「宇和島」を合わせて名付けた、このイベント。仕掛けたのは…

ワクジマ生徒会:
「私たち、ワクジマ生徒会です」

「ワクジマ生徒会」4校の生徒有志60人が参加

宇和島周辺の4つの高校から集まった生徒、およそ60人で作るワクジマ生徒会です!宇和島東高校の保岡優奈さん、宇和島南中等教育学校の土居悠真さんの2人が共同代表を務めます。

保岡さん:
「『宇和島に、いつも新しいワクワクを』というテーマで活動している団体で、少子高齢化が進んでいるなかで、宇和島をもっと楽しいまちにしたいという思いもある」

おととし12月に発足して以来、海岸の清掃や農作物の収穫、防災イベントなどに参加してきました。

ワクジマ生徒会 西村瑳希菜さん:
「学生が、ワイワイ盛り上がれる学祭じゃないけど、学生がワーっとなる…もっと若者…生きてる感じを出したい」
「学校とかと少し違って、自分たちの意欲で全部進んでいけるので、それが一番いいなと思います」

ワクジマ生徒会 村上裕菜さん:
「地元への恩返しができたらいいなと思って、やってます」

自分たちのやりたいことで街を元気に。それが、中心商店街を舞台にしたワクジマフェスです!フェス本番に向け、9か月前から準備を進めてきたワクジマ生徒会のメンバー。

茶道担当:
「売り切れ御免みたいな感じで50個ぐらいに設定して」

書道担当:
「どういう感じのイメージ?墨をのせるとなったら」

この日は、会場となる中心商店街へ。そこで目にしたのは…

保岡さん:
「ここは…閉まっとる?いつも…」
「ああ、ここも、テナント案内」

宇和島市の中心商店街の空き店舗率は、去年4月の時点で35.0%。20年でおよそ20ポイント悪化しました。