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人気の中華チェーン店はキッチンカーから始まった!?“75年のギョーザ”が愛される秘訣

2025年4月16日 17:00
人気の中華チェーン店はキッチンカーから始まった!?“75年のギョーザ”が愛される秘訣

時折、開店いたします『昭和食堂』。きょうは、えっここが!?というちょっと意外な店が登場です。

75年のギョーザ。きょうの昭和食堂はこちら、いくつものチェーン店を展開する人気の中華の店「チャイナハウスすけろく」。

お昼時には、この賑わい。子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで幅広い世代に人気です。でも「どこが昭和食堂なの?」と思う方もいらっしゃるでしょう。

ですが…この写真。どうです、一気に昭和に戻りませんか?

高野博志代表取締役社長:
「助六自体は昭和25年1950年に創業致しました。松山市の三番町でございます。私の祖父、高野肇が満州の方で(助六という)雛人形店をやっておりまして」

Q.満州で雛人形屋さんが何故ギョーザになる?
「その時にお店を中国人のギョーザ屋さんにお貸しして、そこで(初代が)働かせて頂いたというのがスタートという風に(聞いています)」

つまり満州で雛人形屋を営んでいた初代が、中国人のギョーザ屋に店舗を貸し、働いてその味を学んだのです。屋台からスタートして、昭和25年に三番町にお店を構えた初代。当時の屋号はずばり、「助六餃子」でした。その味は評判となり、店舗もどんどん増えていきました。

キッチンカーの走りのようなこともしていたそうで…「動く!調理場!」のコピーがいいですね~

ギョーザで始まった助六、その味は…

高野社長:
「肉5割野菜5割の肉ギョーザ、 ジューシーな肉ギョーザとしてご提供させて頂いております。昔から比率は一切変わっておりません」

昭和の時代に愛されたギョーザ、その味は今もしっかり受け継がれているのです。

小林信昭店長:
「(ギョーザは)やっぱり出ますね。多いです。大変人気です」

まず油で焼いて焼き色を付けていきます。そして…

「ここから蒸しで3分です。3分というのが今現状でベストかなと。検証して3分という答えになりました」

最後にごま油をかけてまた焼きます。

小林店長:
「最後にギョーザの皮をパリっとさせるのと熱を入れる。提供時間が長くなってしまうんですが、きれいなギョーザ、外はパリっと中はジューシーというのを守るために、この7分30秒という時間をかけてます」

ギョーザで始まった老舗のプライド。たしかに美しい焼き色。そして…外はパリパリ、中はジューシーです。一人前が6個で380円なのも嬉しい!

きょうは知られざる昭和食堂、75年のギョーザをお届けしました。

最終更新日:2025年4月16日 17:00