軽乗用車と自転車が衝突し会社員の男性が死亡…愛媛県内で死亡事故相次ぐ

愛媛県内で死亡事故が相次いでいます。
藤田記者:
今年、きのうまでに21人が交通事故で亡くなっていて、去年の同じ時期と比べて4人増えています。また、そのうち8件、8人がこの1か月以内での事故です。
きのう松山市内の県道で死亡事故が発生しました。きのう夕方、松山市高岡町の県道で、空港方面に向かっていた軽乗用車と自転車が衝突。
自転車に乗っていた松山市の会社員、武智洋さん(56)が胸などを強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認されました。
現場は松山空港につながる片側一車線の直線の道路。武智さんはスポーツタイプの自転車に乗り、ヘルメットを着用していたということです。
警察は、武智さんがどこを走っていたかなども含め、軽乗用車を運転していた64歳の女性から話を聞くなどして事故の原因を調べています。
藤田記者:
こちらがこの1か月以内に発生した死亡事故です。
8件の事故の状況を見ると…きのうの事故のように・車と自転車というケース・車とバイクのケースなど様々です。
県警の交通部に聞くと、この季節、またこれからの季節に注意すべきポイントがあるということです。
それがこちら。
・日照時間の長さ
・新年度から“少し”時間が経ち…です。
白石アナ:
まず、「日照時間の長さ」。
藤田記者:
これから夏にかけて、日照時間が“長く”なります。松山では、冬に比べて夏は、最大4時間、昼の時間が長く、その分夏は外出の機会が増える。外出の回数が増えると屋外での移動も増えるということで注意が必要だということです。
白石アナ:
2つ目の「新年度から“少し”時間が経ち…」というのは?
藤田記者:
このグラフは…去年発生した小学生の歩行中の人身事故の件数です。去年は1年の中で6月が5件と、最も多くなっています。
その理由について、県警は、新年度での緊張感が緩んできたり、新しい生活にも慣れたりする時期で、その、緊張感が緩まった時に、事故が発生しやすくなっているのではないかということです。
直近1ヶ月の事故からも分かるように様々なパターンで事故が起きています。
県警は「自分も事故の当事者になる可能性がある」と思って、安全運転、さらに歩行者も自分の身を守る行動を心がけて欲しいとしています。