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突然の落雷から身を守るには?木の下に移動は危険!気をつけるサインと対処法

2025年4月15日 19:00

松岡キャスター:
いつどこで落雷が起こるかは分かりにくいですよね。

水口気象予報士:
気象台では雷が発生しやすい状態になると雷注意報を発表して注意を呼び掛けていますが、雲を観察することによって雷雲のサインに気付くこともできます。

雷雲=発達した積乱雲は雲の底のほうが暗くなっている場合が多い傾向にあります。雲の中の対流活動が活発で上空から冷たい風を吹き下ろすため、「黒っぽい雲」「冷たい風」が雷雲が近付いでいるサインです。

松岡キャスター:
こういったサインを確認したらどう行動すればいいんでしょうか。

水口気象予報士:
とにかく安全な場所に移動することが大切です。

こちらは雷のある特徴を実験した映像です。雷は、海や運動場といった開けた場所に落ちるという特徴があります。

近くに頑丈な建物がない場合、樹木の下に移動してしまいがちですが…雷は高い所に落ちます。

樹木に雷が落ちると樹木から人間に雷が飛び移る「側撃」が起こることがあるので大変危険です。

水口気象予報士:
雷の音が聞こえたら、樹木に落ちた雷が人間に飛び移る「側撃」を避けるために建物の軒下や公園の東屋などではなく、まずは建物の中に移動するようにしましょう。

そしてもし近くに建物がない場合は…「雷しゃがみ」といって両足を揃えて耳をふさぎしゃがみます。低い姿勢をとることが大切です。

気象庁では雷の活動度を1時間先の予測までみることができる「雷ナウキャスト」を提供しています。発達した雷雲が近付いてきたら、建物の中など安全な場所で過ごすようにしましょう。

最終更新日:2025年4月15日 19:00