松山市の幼稚園で園児一人に一つの“防災グッズ”を用意 災害時お迎えまでの避難に備え
南海トラフ巨大地震などの災害に備えるために。松山市内の幼稚園で今年度、園児一人に一つ、防災グッズが用意されました。
松山市の勝山幼稚園では平日の昼間に災害が起き、すぐに保護者への引き渡しができない場合があるとして、今年度、園児1人に一つ、あわせて250個の防災グッズを用意しました。
袋の中には、一日分の水や非常食や簡易トイレなどが入っています。非常食は全部アレルギーに対応しているものを準備しているということです。
発案したのは、防災士で、この園の保護者でもある石井けいこさんです。
きょうの説明会に参加した保護者は「今まで全然意識もしてなくてきょう話を聞いてもっと考えないといけないなと思った」などと話していました。
防災グッズは保護者が負担するかたちで購入し、園の倉庫などに保管していくということです。
勝山幼稚園の武井明園長は、「安心安全な場所として確実に子どもたちを避難させてお迎えがくるまでの間、しっかりとこどもたちを守っていきたい」と話していました。
園では、現在、災害時のマニュアルをより具体的にしようと見直していて、避難訓練などにも反映させていきたいということです。