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学校や幼稚園での「子どもの突然死を防ぐ」教員向けの危機管理研修会 愛媛・松山市

2025年6月11日 18:03
学校や幼稚園での「子どもの突然死を防ぐ」教員向けの危機管理研修会 愛媛・松山市

学校や幼稚園などで子どもたちの命を守ろうと、教員向けの危機管理研修会が松山市で開かれました。

県生涯学習センターで開かれた研修会には、愛媛県内の小学校や幼稚園、認定こども園の教員らおよそ300人が出席しました。

愛媛大学医学部の桧垣高史教授が、「子どもの突然死を防ぐ」をテーマに講演し、統計上、毎年県内では不慮の事故や病気などによって3人から4人の小学生が亡くなる可能性があると説明しました。

愛媛大学医学部 桧垣高史教授:
「『突然死』は亡くなった子どもたちの集計なんですね。ということは助かっている子どもたちが今増えている。(ただ)学校の現場では実は心肺停止の数は減ってない」

桧垣教授は、子どもが倒れた際には心停止の可能性を含め、常に最悪の事態を想定することやAEDを含めた命を守る事前の備えが重要と語っていました。

この研修会は中学校や高校の教員向けにも行われていて、出席した教員らは、研修内容を持ち帰り、安全管理の体制作りなどに活かしていくということです。

最終更新日:2025年6月11日 18:03