「式包丁」とは? 高校生が伝統に触れる
「手を使わず食材をさばく」という伝統に触れました。岡山県浅口市の高校で、料理人を目指す生徒達が、平安時代から伝わる儀式「式包丁」を見学しました。
厳かな雰囲気の中、運ばれてきたコイ。袴姿の料理人が包丁と箸だけで魚をさばく儀式「式包丁」です。
おかやま山陽高校では、平安時代から伝わる食の儀式を学んでもらおうと、毎年、調理科の2年生が式包丁を見学しています。
実演したのは、県内に2人しかいない流派、「生間流」を受け継ぐ日本料理店の店主。滝を登り、龍になるコイを表現した型を披露し、生徒達は一流の技術を、食い入る様に見つめていました。
高校は、取り組みを通じて料理人を目指す生徒達のキャリア形成に繋げたいとしています。
最終更新日:2025年4月15日 18:55