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企画展「祭日日和」絵巻や屏風絵から見る年中行事 林原美術館

2025年5月27日 17:51
企画展「祭日日和」絵巻や屏風絵から見る年中行事 林原美術館

 四季それぞれに行われてきた年中行事を描いた、屏風絵や絵巻の展覧会が、岡山市の林原美術館で開かれています。

 正月に野山で小さな松を引き抜き、吉凶を占った「小松引」。古より伝わる縁起物の行事を描いた掛軸です。

 会場には旧岡山藩主池田家に伝わる、四季折々の宮中行事などを描いた絵巻などが展示されています。初公開となる7代岡山藩主池田斉敏公の「鞠沓」。新年の宮中行事「蹴鞠」に使う履物でサクラの模様が染め込まれています。

 この他、春の花見や秋の紅葉狩りなど、現代まで伝わる年中行事の様子が描かれた作品が展示されていて、当時の人々がいかに四季を楽しみ、豊かに暮らしていたかを知ることが出来ます。

 四季折々の風情を感じることの出来る企画展「祭日日和」は、来月(6月)15日まで岡山市の林原美術館で開かれています。

最終更新日:2025年5月27日 17:51
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