ゴールデンウィークのJR利用状況
「飛び石型」の曜日の並びだった、今年のゴールデンウイーク。JR西日本がまとめた利用状況によりますと、新幹線は前の年を上回り、在来線は下回りました。
JR西日本中国統括本部が、先月(4月)25日から昨日(5月6日)まで12日間の利用状況をまとめました。山陽新幹線の利用者の内、最も利用の多い新大阪・西明石間は176万6000人、岡山―福山間は130万7000人で、共に前の年を3パーセント上回りました。
一方、在来線の内、やくもなどの伯備線で、岡山・新見間が17パーセント減の4万1600人でした。前の年を下回った要因として、車両のリニューアルで定員が減ったことを挙げています。ゴールデンウイーク期間中の利用のピークは昨日で、JR西日本中国統括本部は「飛び石型の曜日配列だったため後半に利用が集中した」としています。
一方、JR四国によりますと、ゴールデンウィーク期間中、瀬戸大橋線の利用者数は29万3400人で、前の年を1万4200人上回りました。1日あたりの平均利用者数は2万4500人で、コロナ禍以降では最多となりました。また、利用のピークは下りが今月3日、上りは昨日で、いずれも前の年を上回りました。
JR四国では、瀬戸内国際芸術祭や県立アリーナでのイベントなどが、瀬戸大橋線の利用者が増加した要因と見ています。