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瀬戸内市長選挙 黒石健太郎氏が初当選

2025年6月2日 17:19
瀬戸内市長選挙 黒石健太郎氏が初当選

 現職の退職申し出に伴う岡山県瀬戸内市の市長選挙が昨日(1日)行われ、民間企業代表の黒石健太郎さんが、新人同士の一騎打ちを制して初当選しました。

 瀬戸内市長に初当選した黒石健太郎さん41歳です。16年ぶりに新しいリーダーを選ぶ選挙戦では、同じ新人で、前の瀬戸内市議の広田均さん72歳に2倍近い得票差をつけて、一騎打ちを制しました。

 出馬表明は告示日の2週間前でしたが、人口減少に少子高齢化対策。地域活性化や観光振興の在り方などへの訴えや、現職の事実上の後継という点から多くの支持を集めました。一方、同じく新人で前の市議の広田均さん。これまでの市政を引き継ぐ考えを示しましたが、及びませんでした。

 瀬戸内市役所投票率は55.79パーセントで、過去最低だった前回を2.14ポイント下回りました。

 黒石健太郎さんは午前10時前に市役所を訪れ、市議会議員選挙の当選者と固い握手を交わした後、市の選挙管理委員会から当選証書を受け取りました。

 瀬戸内市民の思いを手にした黒石さんは、企業誘致と新たな産業の創出などに取り組み、これまでの市政を継続しつつ、地域を更なる成長に導く決意を改めて表明しました。黒石さんは来月(7月)16日から、新しい市長として4年間の任期に臨みます。

最終更新日:2025年6月2日 17:19