徳島文理大学 大手味噌(みそ)メーカーと大豆の安定的生産に向け共同研究
香川県さぬき市のキャンパスをJR高松駅前に移転した徳島文理大学は、旧キャンパスを活用し、大手味噌(みそ)メーカーと大豆の安定的な生産に向けた共同研究を進めることになりました。
共同研究を進めるのは、徳島文理大学と、大手味噌メーカーのマルコメです。味噌の原料となる大豆は雨に弱く、同じ畑で栽培を繰り返す連作が出来ないことなどから、国内自給率は6パーセントと多くを輸入品に依存しています。
徳島文理大学などの研究チームは、これまで困難とされてきた大豆の水耕栽培に挑み、生育をコントロールするシステムを新たに開発。安定的な生産に成功したということです。
研究チームによりますと、大豆の大規模な水耕栽培は国内では初めてとみられ、露地栽培の大豆と比べて、うま味成分であるグルタミン酸が増加したということです。今後はさぬき市志度にある旧香川キャンパスで、マルコメと共に本格的に試験栽培を開始。3年後をめどに、年間2トンから3トンを収穫し実用化を目指すということです。
最終更新日:2025年4月23日 18:56