退職予定の自衛官が大型トラックやバスの運転体験 民間企業への再就職を後押し
定年退職などを控える自衛官の民間企業への再就職を後押しします。岡山県奈義町の駐屯地で、大型トラックやバスの運転体験会が初めて開かれました。
奈義町の陸上自衛隊日本原駐屯地に集まった、定年や任期満了で退職を控えた22歳から55歳までの自衛官20人。まず、長時間労働の上限規制でドライバー不足が深刻な運送会社や警備会社から、業務内容や待遇などを聞きました。
これまでの経験や資格を再就職に活かしてもらおうと、10年以上前から就職説明会は開かれていましたが、今年、運転体験会が新たに加わりました。自衛官は大型バスやトラックを運転しましたが、普段乗りなれた車両と異なるため、戸惑う場面も見受けられました。
自衛隊によりますと、毎年、退職する自衛官の内、1割程度が民間の運送業などに再就職しているということです。日本原駐屯地は、自衛官の生涯設計の確立と民間の人材不足の両面に貢献出来るとしています。
最終更新日:2025年4月24日 19:03