「春闘」賃上げ 香川県で4パーセント台 31年ぶりの高水準
労働組合が企業に賃上げを求める、今年の春闘の結果、香川県では4パーセント台の賃上げと、31年ぶりの高い水準となりました。
連合香川によりますと、今年の春闘の結果について、県内144の組合から回答がありました。それによりますと、定期昇給分とベースアップ分を合わせた賃上げ額の平均は月額9768円で、賃上げ率は4.04パーセントとなりました。4パーセント台の賃上げは1993年以来、31年ぶりの高い水準です。
一方、従業員が300人未満の中小企業では、賃上げ額が7639円、賃上げ率が3.4パーセントと、全体の平均を下回っています。連合香川は企業の人手不足を背景にベースアップが確実に進んでいると評価する一方、「大企業と中小企業では依然として差がある」としています。