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高松市男木島沖で火災・沈没の観光船 引き揚げ

2025年5月19日 18:57
高松市男木島沖で火災・沈没の観光船 引き揚げ

 今月16日高松市の男木島沖で発生した、瀬戸内国際芸術祭のツアー客を乗せた観光船の火災について、今日(19日)、沈没した船の引き揚げ作業が行われました。

 今日午後2時半頃の、高松市男木島沖の沈没現場。サルベージ船によって観光船が引き揚げられる様子が確認できます。観光船は甲板の上の設備がほとんど何も残らないほど全体的に黒く焼け落ち、火の勢いが強がったことがうかがえます。

 高松海上保安部によりますと、今月16日夕方男木島沖を航行中の観光船から出火。船には瀬戸芸のツアー客やガイド、船員のあわせて25人が乗っていましたが、付近の漁船に全員救助され、けが人はいませんでした。火はおよそ3時間後に消し止められましたが、その後、船は沈没しました。

 倉敷市にある観光船の所有会社などによりますと、火災から3日後の今日、船が沈没した現場では、倉敷市の海洋調査会社によるサルベージ船での引き揚げ作業が行われました。

 引き揚げられた船は倉敷市へ運ばれた後、高松海上保安部が実況見分を行う予定で、火元の特定や火事の原因などについて詳しくくわしく調べる方針です。

最終更新日:2025年5月19日 18:57