「風水害の模擬体験が可能」水難救助訓練施設 岡山市に完成
風水害に特化した体験型施設の誕生です。全国的にも珍しいとされる、消防職員の水難救助訓練や市民の風水害の模擬体験が出来る難救助訓練施設が岡山市に完成しました。
岡山市南区浦安南町の南消防署の敷地内に整備された「消防教育訓練センター水難救助訓練施設」です。2018年の西日本豪雨災害を教訓に、消防職員の水難救助事案などへの災害対応能力を向上させるため整備されました。
捜索や救助活動の訓練で使う、水深10メートルと3メートルの2つプールなどが備えられています。また、歩くのも困難になる、最大で風速20メートルおよそ100ミリの雨を体感できる施設や、浸水の深さに応じて水圧がかかった自動車のドアを開ける難しさを体験出来る施設など、市民が模擬体験を通じて風水害から身を守る行動が学べる5つの施設を併設しています。
岡山市によりますと、複数の風水害の実体験が出来る施設は、政令指定都市で初めてだということです。風水害の模擬体験は、今月23日から小学4年生以上を対象に事前予約制で運用されます。