土砂崩れを想定 高校で「垂直避難訓練」 井原市
想定は「もしも裏山が崩れたら」。7年前の西日本豪雨で土砂崩れが起きた岡山県井原市の高校で、生徒達が建物の上層階に逃げる「垂直避難訓練」に臨みました。
井原高校で行われた訓練には全校生徒390人が参加し、大雨で学校の裏山が崩れたという想定で始まりました。山に隣接した井原高校では、7年前の西日本豪雨で土砂崩れに遭った事を教訓に、毎年、訓練を行っています。
裏山が崩れた場合、校舎に土石が押し寄せる恐れがあることから、「水平避難」では危険が伴います。このため生徒たちは教職員の指示に従いながら安全な3階へと「垂直避難」しました。
高校によりますと、学校での土砂崩れを想定した垂直避難の訓練は例が無いということで、生徒達は災害状況に応じた安全な避難方法を身につけていました。
最終更新日:2025年5月28日 18:55