児童虐待の相談件数 過去2番目の多さ 香川県
昨年度、香川県の児童相談所が対応した児童虐待の件数は1271件で、過去2番目に多かったことが分かりました。
香川県のまとめによりますと、昨年度、子ども女性相談センターと西部子ども相談センターで対応した児童虐待の件数は1271件。前の年度を119件上回り、統計を取り始めた1990年度以降で2番目に多くなりました。
種類別では、暴言や態度などで心を傷つける「心理的虐待」が6割近くで、10年連続で最も高い割合です。次いで「身体的虐待」、育児を放棄する「ネグレクト」などと続きます。虐待を受けた年齢別では小学生が最も多く、虐待する側は実の父親、母親が、合わせておよそ85パーセントを占めています。
香川県は、子育てや親子関係の悩み相談を受け付けるLINEの周知を進める他、関係機関との連携で、虐待の未然防止や早期発見再発の防止に努めたいとしています。