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静岡ホビーショー開幕 初日は国内外から多くバイヤーが商談に訪れる 一般公開は17日から(静岡市)

2025年5月14日 18:25
静岡ホビーショー開幕 初日は国内外から多くバイヤーが商談に訪れる 一般公開は17日から(静岡市)

“ホビーのまち”を掲げる静岡市で、14日から国内最大級の模型の展示会「静岡ホビーショー」が始まり、多くのバイヤーで賑わいを見せました。

(澤井アナリポート)
「静岡ホビーショーが開幕しました!大きな拍手で迎えられて、たくさんのバイヤーが入ってきています!」

2025年で63回目となる「静岡ホビーショー」には、県内の模型企業を中心に全国から99の企業や団体が参加。
14日と15日は業者向けの商談会となっていて例年、世界中からおよそ7000人のバイヤーが訪れるといいます。
出展した企業も、14日にあわせて開発した渾身の新商品を展示し詰めかけた人たちも興味津々!!!

(神奈川からのバイヤー)
「人多いですよね/人気あるなと思って。」

(埼玉からのバイヤー)
「圧巻ですね。」
「雰囲気を味わいに身体全部で、すごい好きなんで寝れませんでした。」

中でも人気を集めていたのが・・・・

(澤井アナリポート)
「人だかりができています。何でしょう?ガンプラです!大きいですね!!」

プラモデル市場では不動の人気を誇るガンダムシリーズの「ガンプラ」。
2025年に45周年を迎え、記念モデルが開発されました。それが!!

(BANDAI SPIRITS 稲吉太郎さん)
「こちら、ガンプラ45周年の総決算、集大成のアイテムです。」

注目はそのサイズ!一般的なガンプラと比べてもその大きさは一目瞭然。
この特別なガンプラの開発には、“模型の世界首都・静岡”がこれまで培ってきた技術が活かされています。

(BANDAI SPIRITS 稲吉太郎さん)
「静岡のバンダイホビーセンターや、静岡の協力会社と5年くらいかけて、この商品を作りきょうようやくお披露目。」

さらに、各メーカーのブースには最近のトレンドを反映した商品が!

(タミヤ 営業企画課 満園紀尚課長)
「こちらのFUN-VROOM」
「ミニ四駆はコースがあり、すごいスピードで走るイメージがあると思うが、組み立てやすく電池1本でゆっくり走る設計されている。」

「強い・速い」ものから子どもでも作りやすく安全なものが人気となっているようです。
そして、このホビーショーは、世界からの注目度が高いのも特徴です。
14日、静岡市長のもとを訪れたのは、サウジアラビアの駐日大使。
世界中の国々に模型文化を広げようと、働きかけをする中でサウジアラビアからの視察も実現したのです。
主催者によると2025年、海外バイヤーは去年の2割増しだといいます。

(ドバイからのバイヤー)
「取り扱うほとんどの商品が、日本製毎年5月に静岡に来て、新しい製品について知ることができとても重要。」

そんな中、気になるのはトランプ関税の影響。
模型メーカーは…。

(ハセガワ 長谷川勝人 社長)
「今のところ、影響らしい影響は感じていない。」
「海外販売の半分近くは、アメリカが占めている。」
「もし関税がかかってアメリカ高くなったとしても、趣味のものだから、欲しい人は欲しいものを欲しいだけ買うと思います。」

今後の影響は不透明ですが、アジアやアフリカなどへさらなる販路拡大を目指していくといいます。
17日からは一般公開日ですが、かなりの人気で、すでに定員に達したため受付は終了しています。

(静岡模型教材協同組合 青嶋 大輔 理事)
「コロナ禍の中で、プラモデルユーザーが増えた中で、各社例年以上に新製品開発に力を入れている、いろいろな商品が出ているというのは、例年以上だと思うので是非みていただきたい」

最終更新日:2025年5月15日 9:14