【労災】静岡・JR高塚駅付近でレール溶接中の作業員が貨物列車と衝突し死亡…国交省は鉄道事故調査官派遣
10日 未明、JR高塚駅付近で、レールの溶接をしていた作業員の男性が、貨物列車と衝突し死亡しました。国交省は、事故原因究明のため鉄道事故調査官を派遣しました。
警察によりますと、10日 午前3時ごろ、JR高塚駅付近で、レールの溶接作業をしていた49歳の男性作業員が、貨物列車と衝突しました。男性は病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。国交省と警察によりますと、当時、上りのレールで工事が行われていて、下りを走行していた貨物列車の運転士が作業員に気づき、非常停止しようとしましたが、間に合わず、接触したということです。
事故を受け、国交省の運輸安全委員会は、貨物列車が運ばれている愛知・稲沢市に鉄道事故調査官2人を派遣し、運転士から当時の状況を聞き取るなどして、事故の詳しい原因を調べています。JR東海によりますと、通常、線路内で工事をする場合は見張り員を配置していて、事故当時も配置されていたということです。