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【ボンサイ柔術】 クレベル・コイケに迫る 「人として成長してほしい」地元で子どもたちに柔術を教える理由とは(every.しずおか特集)

2023年12月18日 13:36

いまではクレベルさんも自らの経験をもとに「柔術を通して、人として成長してほしい」と、自分の練習の合間に地元で子どもたちにブラジリアン柔術を教えています。

(クレベル・コイケさん)
「私は柔術を教えるのが大好きです。先生の立場で生徒の近くで柔術を教えるのが大事かな。柔術を教えるのは本当に大好き、教えるのは難しいけど」

(クレベル・コイケさん)
Q教えるときに心がけていることは?
「もちろんね、心が一番大切です。いいファイターだけではなく、人として成長してほしい」

生徒たちからみたクレベルさんとは…?

(生徒・13歳)
「チャンピョンで、活躍している人なので、直接触れ合うことで強さとかも分かる」
「ライジン28でクレベル先生が朝倉未来選手を倒した姿を見て、かっこいいなと思って(ブラジリアン柔術を)始めた」

(生徒・19歳)
「ユーモアがあって優しい人。(直接教えてもらえるのは)とてもいい経験になる。おかげさまで僕もプロに上がれることができた。ここで習っていてよかった」

さらに、プロファイターとして闘うことで「スポーツのまちづくり」を掲げる磐田市への地域貢献も考えています。

(クレベル・コイケさん)
「最近、磐田市のために何かできないかなと、友達と夕食のときに話していたんだ。磐田市はサッカー、ラグビー、卓球が広く知られているけど、格闘技もそのようになってくれるとうれしい。スポーツの街として知られている磐田市にいられることがうれしい」

クレベルさんの日本への思いや地元愛は、道場を経営し、クレベルさんを近くで見て来た坂本さんも強く感じています。

(ボンサイ柔術を支えた 坂本健さん)
「クレベルもそうだし、サトシ選手、みんなそうですけれど、この土地を愛している」
「東京に行ったら今の収入の倍、3倍になるよと言われても行かない、それでも残ろうとする。自分は見守っている立場だが、彼らが幸せになってくれればいいなと思っている」

今は、大みそかのRIZINに向けてアメリカ合宿で最終調整をしているクレベルさん。日本とブラジル、2つの国を誇りに試合へ臨みます。

(クレベル・コイケさん)
「中には、僕を見て、外国人だ!とか、ブラジル人だ!という目で見る人もいるけど、僕の中にも日本の血が流れているし、“侍スピリット”があると思っている。ブラジルと日本の両方が存在している」「みんな夢があったら、頑張ってみてください。絶対にできるから!」

(静岡第一テレビ every.しずおか 2023年12月7日放送)