【最新・静岡市政】スタジアム候補地所有者「ENEOS」協議で市長は「最終段階」…動物園駐車場予約制は「来年も」
清水駅東口の製油所跡地で検討が進む“新サッカースタジアム構想”について、9日、静岡市の難波市長は、土地所有者である「ENEOS」との協議が“詰めの段階”だと述べました。
(静岡市 難波市長)
「具体的な協議は進んでいる」「頂上付近には行ってますけど最後の所で決定には至っていない」
9日、静岡市長会見で難波市長が、こう言及したのは、市がJR清水駅東口に建設を目指す「新サッカースタジアム」構想についてです。
この構想を巡っては、新スタジアムの最有力候補地となっている土地の所有者である「ENEOS」と協議が行われていますが、見通しは立っていません。一方で、5月7日、静岡商工会議所の岸田会頭など3つの経済団体が、難波市長に対して早期整備の実現に取り組むよう要望しました。
これを受けて、9日、難波市長は、合意の時期について明言しなかったものの、協議は”最終段階”だと、進ちょく状況を明らかにしました。
(静岡市 難波市長)
「どういうやり方をしていけばリスクが軽減できるか、そういったあたりを調整して」「(ENEOS側が)ビジネスとして成り立たないようであればできないので、事業性がどうかという詰めをやっている」「全然、話が進んでいないというわけではないので、最終段階にはあるという状況」
その他、会見ではGW期間中の4連休に“駐車場の完全予約制”を実施した「日本平動物園」についても言及しました。
今回、初めて行った”駐車場予約制”は、毎年、GWの期間中に動物園の“駐車場待ち”の車で周辺道路が渋滞し、地域で問題となっていたことから行ったものです。実施した結果、渋滞は発生しなかったということです。
(静岡市 難波市長)
「渋滞が無かったのは非常に良かったと思います。近隣住民や商業関係の皆様にご迷惑おかけしていたので、解消されたのは非常に良かった」「予約制は効果があったので、予約制そのものは来年もやるのがいいのではと思います」
一方で、2024年の同時期と比べて4日間の来園者数が1万3240人と38.9%減少したと発表。「大きな課題であり、予約を1日単位ではなく時間制にするなど改善していきたい」と話しました。