北海道・岩内警察署は2025年2月26日、架空料金請求詐欺事件が発生したと発表しました。

被害にあったのは、後志総合振興局管内に住む50代の女性です。

警察によりますと20日、女性のスマートフォンに「NTTファイナンスを名乗る男」から「去年1年間の動画サイト利用の未納料金が30万円ある」と電話がありました。

女性は身に覚えがなく電話切りましたが、その後「上司を名乗る男」から「あなたがわからないうちに動画サイトを利用した可能性もある。未納料金の95％は内閣府サイバーセキュリティ個人情報保護委員会が保証するので、保証を受けたければ、まずは30万円を振り込んで欲しい」と電話があり、女性は後々保証されるならと男に指定された口座に30万円を振り込んだということです。

さらに、「個人情報保護委員会を名のる男」から「他にも2社のサイトの未納料金があるが、この未納料金もさきほどと同じように国が保証し後日返金するので、一旦未納料金分の50万円を振り込んで欲しい」と電話があり、女性は指定された口座に銀行のATMから現金50万円を送金。

2回にわたり合計約80万円をだまし取られました。

女性はその後、インターネットでNTTファイナンスと検索したところ詐欺の記事を見つけ、私もだまされたかもしれないと思い岩内署に来署、事件が発覚したということです。

警察は「身に覚えのない請求には簡単に応じず、警察相談専用電話＃9110に相談してほしい」と注意を呼びかけています。