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実況見分で見た大沢容疑者の“表情” 6時間超飲酒の末…事故起こし大学院生を死亡させる 小樽

2024年9月26日 18:41
実況見分で見た大沢容疑者の“表情” 6時間超飲酒の末…事故起こし大学院生を死亡させる 小樽

北海道小樽市の国道で、乗用車同士が衝突して大学院生の男性が死亡した事故で、2024年9月26日に現場では容疑者立ち会いのもと、当時の状況を確認する実況見分がおこなわれました。

(鷲見記者)「警察車両から警察官に連れられて大沢容疑者が降りてきました」

フードを深くかぶっているのは、酒気帯び運転と過失運転致死の疑いで逮捕・送検された、函館市に住む大沢亮汰容疑者(32)です。

(鷲見記者)「警察官が地面に残っている事故の跡のことを大沢容疑者に問いかけています」

小樽の事故現場では26日、大沢容疑者立ち会いのもと実況見分がおこなわれ、大沢容疑者は終始こわばった表情で路面などを確認していました。

大沢容疑者は22日、酒気を帯びた状態にもかかわらず、小樽市銭函の国道で乗用車を運転し、対向車と衝突して札幌市に住む大学院生の田中友規さん(24)を死亡させた疑いが持たれています。

事故当時の呼気検査では、基準値のおよそ3倍のアルコールが検出されました。

大沢容疑者は事故の前日オータムフェストに立ち寄り、酒を飲んだと供述していて、警察のその後の調べで、午後6時ごろから翌午前0時過ぎまで複数の友人と札幌中心部の居酒屋などで酒を飲んでいたことがわかっています。

道内では飲酒運転による事故が後を絶ちません。

人身事故に至った件数は近年横ばいで、毎年5人前後が亡くなっています。

2024年は9月25日までに57件発生していて、今後飲酒が増える忘年会シーズンも控えていることから、例年並みの件数になるとみられています。

(警察官)「周りにお酒を飲んで運転しようとしている人がいたら声掛けをお願いしたい」

少しでも飲酒運転を減らそうと、警察や道は先ほど、繁華街・すすきので旗を立てたりチラシを配ったりするなどして街頭啓発をおこないました。

(札幌・中央警察署交通一課 川野秀志課長)「北海道内で飲酒運転の検挙が相次いでいる。飲酒運転をしない・させない・許さない、そして見逃さない。これを合言葉に飲酒運転の根絶にむけて道民一丸となって取り組んでいきたい」

なくならない飲酒運転による死亡事故。

警察は大沢容疑者の車が対向車線にはみ出した原因などについて引き続き捜査しています。