道警「イシバシ」や検事「ニシムラ」ら名乗り現金詐取 70代女性500万円被害 北海道北斗市

北海道・函館中央警察署は2025年5月9日、北海道北斗市の70代女性が現金約500万円をだまし取られる詐欺事件が発生したと発表しました。
警察によりますと、2025年4月10日、女性宅の固定電話にNTT職員を名乗る女から「あなた名義の携帯電話が二つ契約されている」などと電話があったということです。
その後、北海道警察の「イシバシ」を名乗る男から電話があり「あなた名義の携帯電話がヤクザに不正に使われ報酬として500万円振り込まれている」「お金の番号を確認する必要があるので500万円おろしてください」などと誘導されたということです。
女性はさらにその後、検察庁検事の「ニシムラ」を名乗る男から電話があり「お金を確認するので500万円を封筒に入れ玄関前に置いて下さい」と指示されます。
これを信じてしまった女性は4月21日から23日ごろのいずれかの日に玄関前に現金497万円を置いてしまいだまし取られたということです。
女性は用意した500万円を封筒に移しかえる際、現金3万円が封筒に残っていたため、現金3万円は被害を免れたということです。
女性は娘に相談したことで詐欺だと気がつき、5月9日、交番に相談に訪れました。
警察は「警察官や検察官などを装って、現金を確認するなどと金銭を要求することはありません。応じる前に警察か警察相談専用電話「♯9110」に相談してほしい」と注意を呼びかけています。