「命がけで歩く」雪国の視覚障害者の心の叫び…盲導犬ヨウちゃんも苦手な冬道の恐怖ー
(澤田和美さん)「盲導犬も歩道と車道の判断がつきにくくて歩きにくいのと、この子は濡れたところを嫌うので、ああいうザクザクしたところや水たまりは苦手なので、歩きが鈍くなる」
雪道は盲導犬のヨウにとって苦手なものばかり。
悪戦苦闘しながら、ようやく帰宅です。
(澤田和美さん)「ヨウちゃんお疲れさん。言葉だけじゃだめですか?」
家に帰ってきたヨウもお疲れの様子です。
(澤田和美さん)「全然(除雪)されていないところも結構あるので、夏と比べてやっぱり冬道は恐怖がある」
『杉本こずえのラジオde心のバリアフリー』
生まれつき視覚に障害がある杉本さんは、ラジオ番組に出演しています。
(杉本梢さん)「障害のことって人に話すのは勇気が必要だったり、なかなかためらってしまうが、あ、障害のことって人に話してもいいんだなって思えた経験をした」
ラジオや自身のSNSで冬の普段の生活を明るく発信しています。
(杉本梢さん)「冬が来るのが毎回憂うつで、歩く直前まですごく憂うつだな、でも頑張らなきゃなって思うことが私の当たり前ではあるけど、通りすがりの人が少しちらっと大丈夫かなってくらいで確認してもらえると、そういう人の見守りによるサポートにすごく助けられているなと思っています」
雪道とたたかう視覚障害者。
見えない危険をなくす一歩はまず知ること、そして声をかける勇気から始まります。