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特殊詐欺グループに流れている?「紛失」偽り携帯交換機だましとる…自宅から450台分の資料も

2025年2月27日 8:04
特殊詐欺グループに流れている?「紛失」偽り携帯交換機だましとる…自宅から450台分の資料も
札幌・北警察署

札幌・北警察署は2025年2月26日、東京都千代田区の自称・解体業の男(47)と、熊本県熊本市の飲食店従業員の女(27)、札幌市中央区の自営業の男(32)を詐欺の疑いで逮捕しました。

3人は共謀のうえ、2024年10月から12月にかけて、女(27)が契約した携帯電話を売却したにも関わらず、紛失したと装って通信事業者に携帯電話機等の交換機の配送を申し込み、携帯電話機2台とタブレット端末1台(販売価格合計約61万円)をだましとった疑いが持たれています。

警察によりますと2024年10月、男(47)と女(27)は道外の携帯電話ショップを訪れ、携帯電話機などの契約をしました。

12月に2人は買取店に携帯電話などを売却しましたが、紛失したと装って道外の警察署に虚偽の遺失届をして受理番号を取得。

その後携帯電話ショップを訪れ「紛失した場合に代替機を自宅に配送する」という契約プランに従って代替機の申込みを行い、男(32)の自宅に携帯電話機2台とタブレット端末1台を配送するよう手続きを行ったということです。

警察によりますと、男(47)は2024年12月から2025年2月にかけて、別の詐欺事件でだまし取られた携帯電話を買い取った盗品等有償譲受の疑いや詐欺の疑いで逮捕されており、その捜査の過程で今回の事件の概要が判明し、逮捕に至ったということです。

警察は、共犯事件のため3人の認否を明らかにしていません。

男(47)の自宅や関係先からはこれまでに携帯電話約450台分の契約に関する資料が見つかっており、警察は携帯電話が特殊詐欺グループに流れている可能性もあるとみて捜査しています。

最終更新日:2025年2月27日 10:29