高齢者の事故を減らせ!道警が連携相手に選んだのは「薬局」その戦略に「なるほど」北海道
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北海道警察・釧路方面本部はきょう(2025年2月27日)、薬剤師会と連携し、来店客に交通事故の被害者にならないよう注意を呼びかける取り組みを始めました。
高齢者が多く来店する薬局の窓口で、警察が配布したチラシを見せながら、薬剤師などが客に事故防止を呼びかけるのが狙いで、7市町93の薬局が協力します。
釧路薬剤師会の林正敏会長は「薬局は生活相談の場になっていて事故を減らすため、他の場所でも広がって欲しい」と話しました。
警察は「高齢者の事故は増えている。年齢とともに注意力も散漫になるので運転にも街を歩く際にも気を付けて欲しい。」と注意を呼びかけました。
また夜間に歩く際は、車のライトなどで反射するグッズが有効で、特に下半身に身に着けると、ライトの角度が反射しやすいうえ、歩く動きでドライバーから発見されやすいとして推奨しています。
道内では65歳以上の歩行者の事故が増えていて、2021年には全年齢の約88%にあたる37人が亡くなっています。