ことしで昭和100年!平成→令和と100年以上愛される北海道の老舗 菓子店とそば店の気概と決意
紙の原料となる丸太を運ぶとき、作業員たちが「よいとまいた よいとまいた」という掛け声をあげていたといいます。
初代の小林正俊社長は、苫小牧の原風景をイメージして特産のハスカップを使い、丸太の形をした「よいとまけ」を作ったのです。
当初の「よいとまけ」には、切れ目がなく「切りづらい」「ジャムがベトベトしている」との声が寄せられ、「日本一食べづらいお菓子」と言われてきました。
最近では食べやすいようにと一つ一つ個別に包装された商品やー
アロニアのジャムを使った新しい味も発売され、伝統を守りながらも進化をつづけています。
(白老町民)「苫小牧出身なんですけど、給食で(三星のパンが)使われていました。クリスマスになると三星のケーキがよく出たので身近というか」
(札幌市民)「お菓子を買うならここしかないみたいな感じて来ていますね。安心ですねやっぱり」
いつ来ても変わらない安心感とおいしさを追求する「よいとまけ」。
それが愛され続ける理由のようです。
(三星 佐藤巧さん)「よいとまけは食べやすくできないかですとか、もっと新しい味ができないかということで研究も重ねていますので、今後もそれを続けていって200年300年続く会社でやりたい」
札幌の狸小路商店街のすぐ近くに、100年以上続くそば店があります。
創業から136年、「酒とそば まるき」です。
(酒とそば まるき 武藤尚司店長)「ずっと継ぎ足し継ぎ足しで作っている物です。うちのつゆはちょっと濃いめのものですね。3代目の方が東京に修業に出てたという経緯があるのか、ちょっと江戸そばっぽいつゆですね」
3年前から店長を務める武藤尚司さん。
元々は、まるきのそばのファンだったといいます。
(酒とそば まるき 武藤尚司店長)「ここ来る前も何店舗かやってきて自分でもやったりして、やっぱりそのころもまるきのそばを食べに来ていた。あこがれって言っちゃなんですけど、ここで仕事をしてみたいというのは昔から思っていた」