原爆に耐えた“ピアノ”の音色が伝えるメッセージ 戦争を知らない高校生が込める思いとは… 北海道
(ピアノを弾いた人)「なんか泣きそうになってくるんです、だんだん。なんか、そういう…ああ、泣きそうになってくる。戦争の辛い経験をしていると思うと、泣きそうで」
コンサートには北海道被爆者協会の広田会長も姿を見せました。
(北海道被爆者協会 広田凱則会長)「高校生が関心を持って被爆したピアノを使って演奏をして、皆さんに知ってもらおうという気持ちがあるのはいいことだと思いますね。私としてもうれしい」
一瞬にして多くの命を奪った原爆投下から80年。
平和のバトンが次の世代に渡されます。
(矢川光則さん)「平和は誰かが伝えていかないとみなさん認識も持たない、1人ひとりがつくりだしていくものだと思う。人が与えてくれるものではない。ずっと広がっていけばいいなと思います。そうすれば世界平和は必ず来ると思う」
(上坂芽生さん)「自分たちの活動が多くの世代の方に繋がっていっている、広がっていっていると実感できる機会でもあったので、ひとりでも多くの方々に平和のバトンをつなげていければいいなと思います」
戦争の記憶をいまにつなぐ被爆ピアノ。
世界から核兵器がなくなるまで、平和の音色を奏でます。