【特集】マスターは“聴覚障がい者” 音のない世界で生きる「生きづらさ」 39歳男性の新たな挑戦《新潟》
聞こえる人も聞こえない人もつながれる社会にしたい……そう願う倉又さん、自ら営むカフェで“手話教室”を始めました。
手の形や動きと顔の表情を組み合わせ表現する手話。上達するためには相手の口ばかりを見ないことが大切だといいます。手話のコツは動きをよく観察すること。耳が不自由な人は目で見た情報を頼りに生きているというのです。
<倉又さん>
「手話(楽しかった)OK?」「楽しかった?」
<参加した人>
「ありがとうございました」
<参加者は>
「人の役に立てるものを少ししたいなと思って、昔から興味はあったんですけど学べなかったので参加しました」
「勉強のために集まるとかでなくて、もう少しハードルが低くてコーヒー飲みながら、手話でおしゃべりできたり気軽に来られる場所ができたのはすごくいい」
【倉又司さん】
「私は生まれ変わっても、ろう者で生まれたいと思っています。障害があるということでマイナスに考えずそれを受け入れて認めて自分ができることを広げて楽しんで生きていった方が楽なのかなと思います」
音のない世界で生きる人たちがいます。耳が聞こえる人もそうでない人も心が通う世の中に……
音を必要としないカフェできょうも倉又さんが待っています。