ラーメン店が手を組み “ラーメンで新潟を盛り上げ” 全国トップを目指す新たな取り組み始まる 《新潟》
総務省の家計調査でラーメンにかける外食の費用が全国トップクラスの新潟。
そのラーメンで新潟を盛り上げようという取り組みが始まっています。
新潟では、もはや“県民食”とも言われる人気のラーメン。
総務省の「家計調査」で新潟市は去年、ラーメンにかける外食の費用がそれまで8年連続1位だった山形市を抜き、日本一になりました。
一方で、ことしの発表では再び山形に抜き返され、新潟市は2位となっています。
山形市が1万3196円で1位に。対して新潟市は1万2573円。その差は623円です。
およそラーメン1杯差の勝負でした。
「目指せ日本一奪還」を合言葉に、新潟でラーメン店を営む企業3社が手を組み、期間限定でチームを結成し、“ラーメン消費金額No.1”を目指す取り組みを始めました。
今回手を組んだのはラーメン店を経営する、だるまや、キタカタ、角中の3社です。
今回の取り組みでは県産食材にこだわった限定ラーメンを開発し、テイストにも工夫を加え、スタンプラリーなどのキャンペーンを10月29日まで行うということです。
開発された限定ラーメンは、14種類。
野菜はもちろん、県産のみそ、しょう油など、ふんだんに新潟産の食材を使ったラーメンが提供されるといいます。
【だるまや 齋藤雄司社長】
「新潟のラーメンは地域ごとに特色がある珍しい県民食だと思うんですよ。(山形に)奪還されたのは悔しい思いもあるけど、(ラーメン店が)協力しあって一杯のラーメンを作る・・・そういう時期に来ているのかなと。大きな力で新潟県の一杯のラーメンを完成させるって魅力的ですよね、そういうラーメンも」
2023年も残り約3か月。新潟と山形のラーメンは熱いバトルが続いています。