【特集】地方にとっては“人口流出の春” 若者が東京を目指すワケ 就職で上京する女子大学生に密着!《新潟》
東京での就職を選んだ上越市出身の富永愛さん。
上京前、最後の夕食……卒業祝いも兼ねてごちそうが並びました。
【祖母】
「ママの手料理も食べられなくなっちゃうよ」
【富永愛さん】
「ママに来てもらって作り置きしてもらって!」
【父・暁さん】
「東京は怖い所だから気を付けてください(笑)いろいろ新たなチャレンジの場所でもあったりするんで、それは本当に楽しみながら頑張ってほしいと思います」
富永さんは長女として生まれ、弟たちの面倒もよく見てくれたと言います。自分の道を力強く切り開こうとしている我が子は、あの頃よりまぶしく映っていました。
【母・千春さん】
「頑張ってほしいって応援するだけなので。愛(娘)を信じて。行って来てって言う気持ちでいっぱいです」
【富永愛さん】
「頑張ります!(上京を)受け止めてくれたのはやっぱり大きいなと改めて思ったので、就職してからも、お正月だったり、お盆だったり、帰省して『ありがとう』って伝えたいと思います。知識であったりスキルであったりそういうのを得てからいずれ戻って来たいなと思います」
上京する日の朝……。
地元・新潟を離れるのはさみしいけれど東京に自分が手に入れたい知識や経験がある……
【富永愛さん】
「じゃあね」
【父】
「気を付けてね」
【母】
「風邪ひかないように」
【富永愛さん】
「また泣きそう」
【母】
「本当に気を付けていってらっしゃい」
【父】
「……いってらっしゃい」
【富永愛さん】
「また(新幹線に)乗ったら連絡するね」
葛藤を胸にまた一人、若者が旅立ちました。