自民党の総裁選は石破茂元幹事長が制し、事実上、次の総理に決まりました。県民の声、そして政治決戦を見据える野党の反応は。

新総裁の決定をうけ、県内でも新聞の号外が配られました。

県民
「石破さんを僕は応援していた。若者たちが希望を持って過ごせる未来になればいい」
「女性初めての総理になられるのかなという期待はありました。やはり女性総理になれば女性の優遇とかもう少し進むのかなというふうはあった」

事実上の次の総理に決まった石破茂元幹事長。

第二次安倍政権で党の幹事長を務めましたが、その後、安倍元首相とは距離を置きました。

総裁選では派閥によるいわゆる裏金問題を念頭に「ルールを守る自民党」を掲げ政治改革に取り組む姿勢を打ち出しました。

県民
「裏金問題でごたごたしているのでそれは片づけてもらって日本の経済とか本来やるべきことをしっかりやってほしい」
「自民党に期待していること…もっと国民の声を聞いてほしい」

対する野党第一党の立憲民主党。

代表選では野田佳彦元総理が党の新代表に選出されました。

野田新代表は政権交代を目指すと明言しました。

野田佳彦 新代表
「急がなければなりません。戦いの準備を進めていきます。 どうぞ皆さんきょうからノーサイドです。挙党体制で政権を取りに行きましょう」

取り沙汰される衆議院の解散総選挙。

27日、報道陣の写真撮影に応じていたのは立憲民主党の梅谷守衆議院議員です。

見据える政治決戦・・

梅谷守衆院議員
「いつ解散がきてもおかしくない。こういう雰囲気はこの間もたびたび盛り上がってきたと思っているので、それ（選挙）はあるものと予測して当たりをつけて準備をしていく。必勝に向けて頑張っていきたい」

自民党の新たな選挙の顔となる石破新総裁。

野党はどう臨むのか・・

西村智奈美衆議院議員
「地方創生の担当大臣をおやりになられていたということもあり、地方重視の姿勢は打ち出してくださっているとは思う。でも肝心なのはそれが実行できるか。本当の意味での政治改革ができるのはやはり政権交代だということを私は訴えていきたい」

国民の共感を得られる政治を実現できるのか。そして政治決戦をいつ判断するのか。

石破新総裁の手腕と判断が問われることになります。