【危機】膨らむ赤字…県立病院の経営委員会 機能・規模の適正化へ 経営改革の方向性示す 《新潟》
危機的な経営状況に置かれている県立病院。有識者を集めた委員会が開かれ、経営改革の方向性が示されました。
県の発表によると県立病院は今年度42億円以上の赤字が見込まれ、改革を進めなければ来年度末には運転資金に当たる内部留保が枯渇するおそれがあります。
18日開かれた県立病院経営委員会では改革の方向性が示されました。
このうち、来年度から、新発田市にあるリウマチセンターについて病床を減らしたうえで隣接する新発田病院へ統合すること。また、村上市にある坂町病院について病床を減らし回復期に重点を置く方針が示されました。
そのほかの病院については機能や規模の適正化に向けた方針を遅くとも来年度末までに決定する予定です。
〈委員長 染矢俊幸・新潟大学理事〉
「もう少し早い時期に改革に移せるような覚悟が必要ではないか」
県は今後、経営改革についてできるものから速やかに実行するとしています。