【パン特集】“地域と歩むパン屋さん”② ユニークな「竹炭パン」も 地域と店とお客さんをつなげるパンの数々 《新潟》

“地域と歩むパン屋さん”。今回は長岡市の和島地域にある小学校をリノベーションした施設です。
春の陽気に誘われて、パンの香りに誘われて訪ねたのはこちら。
平成21年に閉校した小学校が生まれ変わった施設「和島トゥー・ル・モンド」です。
その中に入るベーカリーが「アルモニエ」。
ちなみにこちらの部屋、元々は図書室だったんです。
ずらりと並ぶパンの数々。
和島の天然水やお隣・出雲崎産の塩を使っているそうです。
いろいろと悩みながらパンを選ぶ時間もベーカリーの醍醐味の一つ。
今回選んだのはこの3品です。
まずは「ダマンド・ポム」というパン。
リポート
「見た目がアップルパイのようです。サックサク。バターの香りがすごくします。焼き目の香りがすごく合います。中にアーモンドクリームが入っていて、ちょっとほろ苦くて、りんごの甘さがより引き立ちます」
続いては、「黒くて四角い」という、何とも変わったパン、「竹炭キューブ」です。
竹炭を使うのも和島地域ならではだといいます。
アルモニエ・早川亜紀さん
「和島では竹炭を昔から利用しているということで、竹炭を使ったパンも出しています。キューブ(立方体)という形がシュークリームなどで流行っていましたので、この形で色々なパンを作っています。竹炭の色でまず驚かれますが、味はそんなに影響しないのでぜひ食べていただきたいです」
リポート
「中にクリームが入っています。黒と黄色のコントラスト。ほんのり甘い。見た目からは想像できないぐらいやわらかくて優しい味わいです。竹炭の香りや味はあまり感じないですが、カスタードがしっかりコクがあって甘さが控えめですね。このパンのバターの香りとすごく合う。ちょっと見た目に裏切られました」
ほかにもパン生地で作った「おやきパン」もあります。
ふわふわな雑穀ブレッドにシャキシャキの野沢菜やカマンベールチーズなどが入り、食感も楽しい、おかずパンとして人気です。