高齢者の事故防止へ交通安全教室 「わたりジョーズ君」で道路再現 《新潟》
春を迎え外出の機会が増えるこれからの季節。高齢者の交通事故を防ごうと長岡市で交通安全教室が開かれました。
モニターに映し出された横断歩道。左右を確認しながら慎重に渡ります。長岡市で開かれたのは高齢者を対象とした交通安全教室です。
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「よく左右を見ていただいて車が来ないなと思った自分のタイミングで渡ってください」
体験していたのは歩行シミュレーター「わたりジョーズ君」。車を通る道路が再現され映像を見ながら横断歩道を渡ります。
県内では去年1年間、横断歩道上の事故が206件発生。歩行者5人が亡くなり、そのうちの4人が65歳以上の高齢者でした。
シミュレーターでは雨が降る道路や夕暮れ時など事故が起きやすい条件が再現されました。
左右を確認し横断歩道を渡りますが…
「ぶつかってしまいました」
「見えました?右」
「こっちしか…」
「今右側からライトのついていない車来ていたんです」
ライトのつけていない車を見落としあやうく一大事に…
〈体験した人〉
「こうやってやってみると今度気をつけます。年を取ると足の速度も遅くなりますし」
〈体験した人〉
「車の速度や雨降っているときは見にくいから気象によっても違うからいろいろ体験させてもらってよかったです」
〈長岡警察署 池上和弥 交通課長〉
「身体機能の低下から視野が狭くなったりすることで安全確認がおろそかになるので体の変化に気付いて安全に道路を渡っていだければ」
俊敏性や身体機能を測定する時間も設けられ参加した人たちは交通安全の意識を高めていました。