園児110人が南海トラフ巨大地震を想定した避難訓練 頑張って階段を5階まで上る
大分県大分市の幼稚園と保育園の園児たちが、南海トラフ巨大地震の津波を想定した避難訓練を行いました。
この訓練は2024年8月の日向灘を震源とする地震で南海トラフ地震臨時情報の「巨大地震注意」が初めて出されたことから、改めて津波からの避難の手順を確認しようと、行われたものです。
参加したのは大分市の千代町幼稚園とすずらん保育園の園児およそ110人です。
◆先生
「津波の警報が出ています。これから先生たちと一緒に隣の建物に移動します」
訓練は震度6弱の地震が発生し、大津波警報が発表された想定で行われました。
園児たちは津波避難ビルに指定されている大分赤十字病院の管理棟を目指し、建物の5階まで階段を上って避難しました。
◆園児
「怖かった。(頑張ったのは)階段をのぼること」
「(地震が起きたら)高いところに行く」
千代町幼稚園では「子供たちの命を守るため、避難の方法を繰り返し確認して、災害に備えていきたい」と話しています。