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「悲惨さが桁外れだった」現場で救護にあたった医師が初めて語った当時の状況 八田與一容疑者逃亡から2年

2024年6月29日 8:00

あれから2年。
現場から逃走した八田與一容疑者が道路交通法違反のひき逃げの疑いで重要指名手配されていますが、依然行方は分かっていません。
時間が過ぎていく中で、医師は今、伝えたいことがあるといいます。

◆救護にあたった男性医師
「亡くなられた男性を見た時に、明らかに若かった。何とか助けたいと思ったが、それでも助けられなかったのは申し訳なく、残された遺族の方に申しわけないという気持ちがあった。助けられなかったというのは心のどこかに残っている。この件に関しては誰にも言わないと思っていたが、報道で親御さんの思いや同級生の思いを見て、あの現場を知る身として、直接の犯人逮捕に繋がるかどうか分からないとしても、彼にとっての最後がどうだったのかということは伝える意味があるのかなと思った」
「私の声がどのような形で遺族の方に届くかは分からないけど、彼が誰にも相手をされなかったわけではなく、その場にいた人みんなで何とか助けようとしたけれども助けられなかったということは何かの形で伝わるといいと思う」

様々な人たちが複雑な思いを抱えて過ごしてきたこの2年。
1日も早い事件解決が望まれます。

    テレビ大分