止まらない円安 続々値上げ「買い控えでお店も困った」でもプラスの効果は?
この円安を機に、輸出拡大を目指す県内のお茶農家もあります。
臼杵市で有期栽培にこだわったお茶の製造から販売まで手掛けている高橋製茶です。
5月は新茶の出荷がピークで、多い日は1日におよそ5トンの茶葉を収穫しています。
こちらでは商社を通した輸出だけでなく、自ら海外への販売も手掛けていますが、円安もあり海外からの問い合わせが増えているということです。
◆高橋製茶 高橋雄三代表
「海外の人からは買いやすい状況にあるので、多少、輸出量は増えております」
こうした企業にとって、今の円安は輸出を拡大する絶好のチャンスとなっています。
◆高橋製茶 高橋雄三代表
「輸出に関してはやっぱり円安の方が対応しやすいのはあります」
円安というのは、マイナス面も大きいのですが、中にはこのようにチャンスととらえている企業もあります。
ただ、大銀経済経営研究所によりますと「円安でメリットを受けている、県内の中小企業は限定的」だということです。
大銀経済経営研究所によりますと、
「円安による物価高は続いていくと見込まれ、大分はマイナス面の暮らしへの影響が続くだろう」ということです。