大分市でも未承認で約3億4000万円分の教師用指導書購入 市教委が謝罪し市議会で追認議案可決
全国の自治体で教師用の指導書などを本来必要な議会の承認を受けずに、購入していたことが相次いで発覚する中、大分市でも、同様の事例が発覚し、26日の市議会で追認を求める議案が可決されました。
◆大分市 粟井明彦教育長
「改めて法令の趣旨に照らして検証したところ議決を得ることが必要だと判断した。誠に申し訳ございませんでした」
大分市教委によりますと、市の条例では2000万円以上の物品を購入する際には議会での承認が必要と定められています。
しかし、2020年度と今年度、市内の小学校で使用する教師用の指導書あわせて約3億4000万円分を議会の承認を得ないまま購入していたということです。
市教委は最終日となる26日、定例市議会で追認を求める議案を提出し、可決されました。
県内ではこのほか豊後大野市や由布市など5つの市と町で同様のケースが発覚していて、購入金額はあわせて約2億円に上るということです。