1時間40分の間に2度も… 観光地の玄関口 由布院駅で天井から木材落下 客に接触 大分

15日午前、JR久大本線の由布院駅で、天井の木材が落下し、客2人に接触しました。
およそ1時間40分後にも天井の同じ部分から木材が落下して、散乱した破片が別の客2人にも接触したということです。
JR九州によりますと15日午前11時ごろ、由布院駅で屋根の工事を行っていたところ、天井の木材がおよそ5m下の入り口付近に落下しました。
木材は複数の破片に崩れて落下し、客2人の頭や肩に接触しましたが、いずれもけがはないということです。
このとき落ちた木材の重さは、あわせて6.3kgありました。
当時、屋根裏で作業員が雨漏りを直すための工事を行っていたということです。
このあと、入り口付近では客の立ち入りを制限し、監視員を立たせる安全対策が行われていましたが、およそ1時間40分後にも天井の同じ部分から再び木材が落下。
床に落ちて破片が散らばり、1~2m先にいた客2人の足に当たりました。
当初はいずれもけがはないと話していたということですが、後から1人が痛みが訴えて連絡してきたということです。
2回目に落ちた木材の重さはあわせて3.3kgでした。
木材は腐食していたということで、JRでは原因を詳しく調べています。
JRは「お客さまには大変ご迷惑をおかけしました。再発防止に努めます」と話しています。