「信州広報サミット」見てもらえる広報にするには…市町村の広報担当者が情報交換
全国レベルの担当者が集結しました!
塩尻市で5日、県内で初めて自治体の広報について情報交換を行う「信州広報サミット」が開かれました。
工夫を凝らした市町村の広報誌に…
脱お役所を掲げたユニークなYouTube。
5日、塩尻市で開かれた「信州広報サミット」。
県内18の市町村の広報担当者が紙面づくりや動画作成など広報のレベルを互いに高め合おうと初めて開かれました。
塩尻市秘書広報課 松下侑里さん
「広報が伝えたいことは市民がほしい情報ではない」
今年の「全国広報コンクール」で入選した塩尻市や茅野市、松本市の担当者が制作のコツなどを発表しました。
松本市YouTube
「おはようございます。松本マラソンです」
「頑張ってください」
「ありがとうございます」
「エントリーされましたか?」
「まだこれからです」
「ぜひ」
これは松本市の公式チャンネル。
松本マラソンのエントリー数が伸び悩んでいることを伝え、担当課長が参加を呼び掛けました。
この動画は反響を呼び、全国広報コンクールの映像部門でも入選しました。
松本市秘書広報室上角友記さん
「普通の動画を作っても見てもらえないだろうというところから、開き直って自虐的に伝える動画を作りました。お役所の動画ってつまらなそうなイメージが持たれていると思う。なるべく資料を入れたり、画像入れたり、尺とかテンポを意識した編集も心がけている」
信州広報サミットでは、より見てもらえる広報を目指し、各市町村の担当者が課題や現状などについて情報交換しました。
諏訪市の担当者
「参考にしている考え方を聞けたのが一番大きかった」
木曽町の担当者
「町の人が広報誌を読みたいと思ってくれるように、特集記事や写真もいっぱい使って町の魅力をどんどん伝えられる広報誌にしていきたいなと思った」
主催した塩尻市の担当者はこうした場を定期的に開きたいとしています。